アクセス解析
想像の世界~アダルト小説ブログ~ 老舗旅館・若旦那の日記 第10話
FC2ブログ

想像の世界~アダルト小説ブログ~

昼下がりの淫ららかなひとときに・・・ 夜の眠れない時のお供としてお読み下さい。
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
家に帰ると、妻は旅館に行っていていなかった。その代わり親父がいた。

 「諒・・・そんな荷物を持って、家を出るのか?」

 「ああ・・俺はもう我慢しながら生活するのは、これ以上無理だ。俺はこの旅館をも守ろうとして、自分をだめにし、結局、守りきれなった・・・」

 「そうか・・・お前にはかなり苦労掛けたな・・・わしは何も言わない。お前の好きにするがいい」

この時、親父の寂しい表情を感じた。あの精力的な親父が、どことなく年老いた・・・そんな感じがしたのだ。俺は、そのまま家を出て佐和子の家に引き返した。
佐和子の家に着くと、ドアは締まっていた。貰った合鍵で部屋に入ると、テーブルの上に紙切れが置いてあった。

 「私は、旅館に仕事に行って来ます。今日から一緒に暮らせるのを楽しみにしています」

そこで、現実を見直した。私が働かなければ、佐和子のヒモになってしまう。それでは、佐和子と一緒に暮らす意味がない。もう、旅館で仕事するのは無理だ。何か仕事を探さなければ・・・。
その時、ある人物を思い出した。前に、その人物に一度家を出たいともらした事がある。その時に、一緒に事業を手伝ってくれないかと言われた。
連絡先は・・・確か、東京に本拠を構えていると聞いた。早速、電話番号を調べ電話した。
その人物は、私の事を覚えていてくれ、よかったら話がしたいと言ってくれた。早速、私は東京に向かったのだ。
新幹線で向かう途中に佐和子にメールした。だが、仕事中のせいか返事は帰ってこなかった。

新幹線で、約3時間で着いた。その人物の会社に行くと、想像もしなかった大きな自社ビルだった。受付で呼んでもらうと、受付の女性に連れられてエレベーターで上に上がった。着いた場所は最上階。エレベーターを降りてすぐに秘書課のドアがあった。その中に入ると、奥の方のドアに向かった。

 「社長、香坂様をお連れしました」

 「お通ししなさい」

 「どうぞ」

私は、社長室に入った。さすがに広く、威厳がある部屋だ。

 「お久しぶりですね。諒・・・」

 「ご無沙汰してます」

 「何、緊張してるの?あなたらしくないわよ」

 「なんか、びっくりしちゃって・・・こんな大きな会社の社長だったんだ・・・」

 「あの頃よりは、大きくなったかしら・・それより、電話してくれた時は嬉しかったわ。私の事忘れてなかったのね・・・」

 「忘れるわけないじゃない・・・姉さん・・」

 「それで、電話でも言ってたけど、もうあの旅館は良いの?」

 「はい・・元々、なくなるはずだった旅館です。それを自分のわがままで続けていただけです」

 「ふ~ん・・あの頃より変わったね。理由は女性かな?」

 「え?・・・」

 「よほど、好きな女性なのね。羨ましいわ・・・じゃあ、これやってくれる?」

姉さんは、私の前に茶封筒を差し出した。

 「何コレ?」

 「今度ね、温泉リゾートを作る事にしたの。これはその全内容よ。もちろん、社外秘よ・・・これあなたにあげるわ。好きにして頂戴」

 「好きにって・・・俺そんなに金持ってないけど」

 「資金は全てうちが出すわ。それに、もう話しは進んでいるの。後は、誰に任せようか悩んでいたのよ。丁度、よかったわ。但し、1週間であなたの企画案出してね。それで最終決定よ・・もっと思い出話したかったけど、私、出掛けなきゃいけないから、一週間後、また会いましょ」

なんか、話がでかくなっていた。ただ、社員にしてもらおうと思っていただけなのに・・・。

実は、私が姉さんと呼ぶ人物は、実の姉ではない。簡単に言うと、義姉である。戸籍上もそうではない。話すと長くなる。親父に聞いた話なので、真意は分からない。
親父は、私と同じように女性好きだ。だから年取った今でも昔の癖が直らないで、私の妻と寝るぐらいだ。その親父が若かった頃の話らしい。当時、旅館を継ぐために修行していた頃、あるお客さんと親父が恋に落ちた。そのお客さんの娘が義姉なのだ。そのお客さんは人妻であり、かなりの財閥の妻でもあった。

何十年前の話。
スポンサーサイト
[PR]

コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。